企画・調査研究・歴史考証 菅野賢治
東京理科大学・理工学部・教養(フランス語)教授。専門:フランス語圏文化研究、ユダヤ研究、難民研究。パリ第十難テール大学博士課程修了。著書に『ドレフュス事件のなかの科学』(青土社、2002年)、『ユダヤ教、キリスト教、イスラームは共存できるか』(共著、同志社大学一神教学際センター編、2008年)、『フランス・ユダヤの歴史』(上下巻、慶應義塾大学出版会、2016年)。訳書に、レオン・ポリアコフ『反ユダヤ主義の歴史』(全五巻、筑摩書房、2005~07年)、ヤコヴ・ラブキン『トーラーの名において』(平凡社、2010年)、アーノルド・ゼイブル『カフェ・シェヘラザード』(共和国、2020年)ほか。
監督・撮影・編集 大澤未来
1981年生。大学で写真を学んだあと、映画美学校ドキュメンタリーコースを修了。人類学や民俗学をベースにドキュメンタリー映画、テレビ番組、記録映像、インスタレーション映像の企画、演出、撮影等に携わる。主な作品に 「帰郷-小川紳介と過ごした日々-」 (山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 出品)「未来へわたす–東日本大震災から5年–」(地方の時代 映像祭2016 優秀賞)、「廻り神楽」(毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞 / キネマ旬報文化映画2017 ベストテン )などがある。
美術・広報 レイチェル・ウォルズ(オーストラリア チャールズ・スタート大学講師)
https://researchoutput.csu.edu.au/en/persons/rwallscsueduau
音楽 ヘニング・シュミート
1965年生まれ、旧東ドイツ出身のピアニスト、作曲家、編曲家。早くからジャズ、クラシック、ワールドミュージックなどジャンルの壁を超えた活動を先駆的に展開。80年代中盤から90年代にかけて様々なジャズ・アンサンブルで活躍後、ギリシャにおける20世紀最大の作曲家と言われるミキス・テオドラキスから絶大な信頼を受け、長年にわたり音楽監督、編曲を務めている。これまでにドイツ・ジャズ賞、ドイツ・ジャズ批評家賞を受賞、名指揮者クルト・マズアーも一目置くという個性的なアレンジメントやピアノ・スタイルは、各方面から高い評価を受けている。昨年はフランス/ドイツ人のレバノン系シンガーMarie SéférianとのデュオNousを結成し、デビュー作「je suis」をリリースした他、シタール奏者Aki Uedaをフィーチャーしたシングル「Sitano」、ノルウェー/アイルランドの注目シンガーTara Nome Doyleとの「Stille Natt」などコラボレーションを活発化。11月には廃盤となっていたファーストアルバム「Klavierraum」の再発と、その続編となる「Klavierraum, später」を発表した。
デザイン 効果 宮森敬子
宮森敬子はブルックリンにスタジオを持ち、日本とアメリカを基盤に活動制作をしている。彼女は大学時代は日本画を専攻、大学院卒業の年に現代絵画の賞である三木多門賞を受賞し渡米し、その後は文化庁在外研修員としてアメリカ東海岸フィラデルフィアのペンシルバニア大学に一年間在籍し、2000年よりフィラデルフィアにスタジオを構えて制作を開始した。過去に上野の森美術館、損保美術館、水戸芸術館、宮城県立美術館などにおけるグループ展覧会に参加し、アメリカ中心に日本、ドイツ、韓国などでのグループ展に参加ている。作品は絵画、ドローイング、立体からインスタレーションに及ぶ。 作品は手透きの和紙、チャコールなどの自然の物を使用し、ツリーロビング(木の表面の模様を手透きの和紙でで写し取った作品)で自然物や人工物を包み込むもの、あるいは透明樹脂(プラスチック)で自然物や自分の作品を固める作品を発表している。
写真 コーディネーション 小畑美史
プロデュース 関口清
1956年生まれ。大学卒業後大手飲料メーカーで38年間勤務。主にマーケティング・セールス企画部門を担当する。退職後60歳にて映画プロデューサーになることを決意、ロンドンの映画学校でプロデューシングを学び、卒業制作としてイスラエル人、ルーマニア人の女性監督の作品をプロデュースする。帰国後、「マリルカ・プロジェクト」参画。現在は大澤未来と共に同プロジェクトの学術研究をベースにしたドキュメンタリー・アートフィルム制作のプロデューサーとして活動中。
本サイトはJSPS科研費 17K02041 / 18KK0031の助成を受けたものです。