大澤未来 場所の記憶をたどる

メルボルン ユダヤホロコーストセンター で撮影中の大澤未来

2017年春、東京理科大学の菅野賢治先生に誘われて、それまで興味を持ちながら、日本との接点を意識してこなかった第二次世界大戦中のユダヤ難民の物語に触発されて、このプロジェクトのメンバーに参加することになりました。
まずは、それまで菅野先生がオーストラリアのメルボルンとシドニー、上海、神戸で撮影されてきた映像素材と歴史資料を整理しながら、このプロジェクトをどのような視点で展開させていったらいいのかという問いを込めて「海でなくて どこに」というプロジェクトの予告編を制作しました。

その後、2018年春以降、メルボルンとシドニー、上海、神戸、敦賀、ニューヨーク、ワシントン、バンクーバーと第二次関係者の方々やユダヤ関連施設の方々と意見交換を行うことで、このプロジェクトの輪郭が少しずつ見えて来るようになりました。

現在は、2020年12月にWEBで発表予定の映像作品を制作中で、今後は長編ドキュメンタリー映画制作に向けて企画を開発中です。